Mac mini M4 Proの登場により、デスクトップ環境が劇的に進化しました。しかし、多くのプロユーザーを悩ませるのが**「ポート不足とケーブルの散らかり」**です。
今回、私はThunderbolt 5に対応した最新の**「CalDigit TS5 Plus」**を導入しました。日本では入手困難だったため、米国Amazonから手に入れた本機の性能を、忖度なしでレビューします。
なぜ「CalDigit TS5 Plus」だったのか? 比較と選定理由
Thunderboltドックの選択肢はいくつかありますが、特に迷ったのがiVANKY FusionDock Max 1です。
| 比較項目 | CalDigit TS5 Plus | iVANKY FusionDock Max 1 |
| 主な対応 | Thunderbolt 5 / Mac & Win | Thunderbolt 4 / Mac専用 |
| ポート数 | 20ポート | 20ポート(デュアル接続) |
| 電力供給 | 最大140W | 最大96W |
| 価格帯 | 高価(約8.5万円〜) | 比較的安価(セール時約5万円〜) |
選んだ決め手: 私の環境はMac mini M4 Pro。Thunderbolt 5の帯域幅(最大120Gbps)をフルに活かせるのはTS5 Plusだけでした。また、将来的にWindows機を接続する可能性も考え、OSに依存しない汎用性を重視しました。
【開封・外観】圧倒的なビルドクオリティと「20ポート」の威力
外箱は白を基調としています。


本体はアルミ製で放熱製に優れており、高級感があります。縦置き・横置き両対応。特筆すべきは背面のポート密度です。



注目すべきポート構成
- Thunderbolt 5 ポート × 3: 爆速の外付けSSDも、デイジーチェーンも思いのまま。
- 10GbE 有線LAN: NASへのアクセスや動画アップロードが驚くほどスムーズに。
- 前面のSD/microSD 4.0 (UHS-II): カメラマンには必須の装備が、ハブなしで使えます。
【実測検証】Mac mini M4 Proとの相性とパフォーマンス
実際にDell S2722QC(4Kモニター)を2台接続し、クリエイティブワークを行いました。
CFexpress Type Aの転送速度が別次元
Nextorage製のカードリーダーを接続したところ、Thunderbolt経由でカード本来の限界性能を引き出すことができました。写真や動画の素材転送が待ち時間がほとんどなく転送できます。
デスクが「ケーブル1本」で完結
Mac mini側にはThunderboltケーブルを1本指すだけ。最大140Wの給電能力があるため、もしMacBook Proに繋ぎ変えたとしても、ACアダプタを持ち出す必要はありません。
使ってわかった「気になる点」と注意点(正直レビュー)
- モニターのブラックアウト現象: 稀にUSB-C → HDMI変換で接続したモニターが暗転することがあります。これはドック側の問題か、ケーブルの相性か切り分け中ですが、安定性を求めるならDisplayPort直刺しを推奨します。
- 外付けSSD/HDDの自動アンマウント: 省電力設定の影響か、長時間放置するとSSD/HDDが「不正な取り出し」状態になることがありました。Mac側の設定調整で改善は見られますが、デリケートな作業中は注意が必要です。
- ACアダプタの巨大さ: 本体よりも一回り大きなACアダプタは、デスク下の配線整理を工夫する必要があります。
- 発熱と静音製:本体はそこそこ温かくなりますが、触れないほどではありません。
米国Amazonのレビューで「コイル鳴きがひどい」という意見も見られましたが、私の個体では特に気になりませんでした。
【結論】CalDigit TS5 Plusはどんな人におすすめ?
約8万円という価格は、ドッキングステーションとしては最高クラスです。しかし、以下の条件に当てはまるなら「投資」する価値は十分にあります。
おすすめな人
- Mac mini M4 Pro / MacBook Pro M4の性能を極限まで引き出したい人
- 8Kモニターや高リフレッシュレートの4Kモニターを複数使いたい人
- **大量の周辺機器(SSD、カメラ、オーディオ)**を1本にまとめたいプロ・クリエイター
おすすめしない人
- 単純に「USBポートを増やしたいだけ」の人(もっと安価なハブで十分です)
- デスク上に大きなACアダプタを置くスペースがない人
最後に:長く使える「究極の1台」
CalDigit TS5 Plusは、単なるハブではなく、**デスク環境の「心臓部」**となるデバイスです。Thunderbolt 5という次世代規格に対応しているため、今後5年、10年と使い続けられることを考えれば、コスパは決して悪くありません。
あなたのMac mini環境を、TS5 Plusで「プロ仕様」にアップグレードしてみませんか?
せん。
